晴天に恵まれたGW初日の4月29日、
娘と一緒に大台ケ原へ星見&御来光ツアーと称して
出かけてきました。
大台ケ原駐車場で待ち合わせしていたしかちゃんも到着し、
PM6:30 日出ヶ岳山頂へ出発。
この時間、既にすれ違う人も無く、薄暗くなってきた散策道を登っていく。
PM7:00 日の入りが過ぎた頃、山頂に到着。
あたりはトワイライトタイムが始まっています。
早速、カメラを取り出し、撮影開始。
西の空へ傾いている冬の主役・オリオン座を狙います。
ニコンD5000には「インバータル撮影」と
その写真をコマ送りのように繋げれる「ストップモーション」機能が付いています。
この機能により、手軽にパソコンなしでいわゆる「微速度動画」的な
映像が作れるということを最近発見したのです。
まず、オリオン座が西の空へ沈んでいく様子を20枚ほどインターバル撮影。
1分間に1枚で撮影したのですが、結果は・・・・
失敗!!です。
後半がほとんど真っ暗で、星の光も弱すぎました。
夕暮れ時の露出が大きく変化していく様を捉えるには、
どのタイミングを中心として露出を決めるかがポイントのようです。
ならばと、この20枚の写真をコンポジット合成してみました。
それぞれの写真の露出時間が20秒、インターバルの撮影間隔が60秒のため、
拡大すると星の光痕が破線になっていますが、このくらいの大きさの写真だと
意外とつながって見えました(笑)
それでも、思ったよりもうまい具合にコンポジット合成出来たことに感動!!です。
これなら、露出時間と撮影間隔の差をギリギリまで詰めれば、
綺麗な光痕を作り出せそうです。
山頂からは三重県・尾鷲付近の夜景も望め、見事な夜空。
ただ、水平線近くは雲があるのか、低い位置の星は見えません。
また、空気中の水蒸気が多いのか、いまいちクリア度が足りない感じ。
お腹も空いてきたようだし、PM8:30 下山。
真っ暗闇の散策道をヘッドライトの灯りを頼りに下っていきます。
一人なら頼りない灯りも3人おれば結構明るく、不安感は少ないですね。
脇へとライトを向けると、光ものが。
シカの群れのようです。
その後も、たびたび鹿の群れを光る眼により確認出来ました。
駐車場に戻り、遅い夕食を取りながら、ここでも撮影。
北の空を狙いましたが・・・
大阪方面の光害が大台ケ原まで影響しており、地平線近くが黄色くなってしまいました。
PM11:00 明日の朝は早いので今日はお休みです。
車のサンルーフを開け、星空を眺めながら・・・・
AM3:00 まだ、眠いという娘を叩き起こし、再び日出ヶ岳へ出発です。
日の出時間はAM5:05頃。その1時間前には山頂に着くようにと
真っ暗な道を登って行きます。
気温は0℃近く。
山頂近くの沢には、ヘッドライトに照らされた雪が白く浮かび上がります。
AM4:00、日出ヶ岳着。
昨夜見た星の数が倍近くは見えたでしょうか。
北の空の光害も少なくなり、天の川もはっきりと見えます。
南の空にはさそり座といて座
東の空を狙います。
細くなった三日月、そして間もなく太陽が同じ方角から昇ってきます。
ここからは再びインターバル撮影開始
三日月と日の出を撮ろうと思ったのですが、もうちょっと画角を
絞った方が良かったかな。
しかし、この撮影は絞り優先で撮っていたため、
空の明るさが変わるたびにシャッタースピードも変わってしまい、
夜明け前のグラデーションが表現出来ていない。
こういう時はマニュアルで絞り・露出共一定で撮らなければいけないのに。
インターバル撮影の一番?難しいとも思える露出の設定をしっかりと
考えなければいけませんね。
すっかりと明るくなってきたので、正木ヶ原あたりで次回のための
撮影ポイントを探しながら帰りましょう。
正木ヶ原
マンサクの花
大台ケ原周辺はこれからが新緑の季節。
只今、標高1400m辺りまで桜前線がやってきています。
今回初めて試したインターバル撮影。
そしてストップモーションとコンポジット合成。
初めてやってみて色んな問題も見えてきたけれど、なかなか奥が深いようです。
機会を見て、また今度チャレンジです。
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