梅雨の真っ只中。
山行の日程調整がなかなか難しい週末が続ている週末、
この日も天気予報も降水確率50~60%と、いつ雨が降ってもおかしくない天候。
武奈ヶ岳を登るのは私自身、20年ぶりです。
天気がよければ山頂からは琵琶湖が展望出来て、
山頂付近の美しいブナの森が楽しめるのですが、
果たして今日の天気は・・・・
今回のメンバーは、o-papaさん&兄A君、しかちゃん、LG-2さん、そしてibexさん。
AM7:00 安曇川沿いの坊村に集合。
大阪組は1台の車に5人乗ってのアプローチです。
坊村の駐車場にはこのような空模様ということもあり、
いつもなら沢山の車で溢れるという駐車場も今日は少ないようです。
すぐ隣で準備をしているパーティーからは登攀具の金属音が聞えてきます。
おそらく口ノ深谷か奥ノ深谷へ沢登りに行くのでしょう。
この沢は沢登りの初級として楽しめるコース。
面白い造形の滝があったり、直登できる滝も多く
学生時代に2回程登った記憶が懐かしい。
今回は沢ではなく、尾根伝いに歩き、コルから沢に下り、
その沢を渡渉、再び尾根沿いを行くコース。
またまたお手製のルートマップです。
行程 5時間20分のコースです。
今回の私のザック重量は20kgちょうど。
このコースは最初に800mの急登りがあるので、ちょっと不安~
入念にストレッチを行い、雨対策としてスパッツも装着。
ザックの中身はテント・シュラフ・マット類など本番時と同装備。
食糧とデジイチ以外の全てを詰め込み、荷物は完全防水済みです。
AM7:30 明王院から出発です。
坊村の民宿前には清らかな水が流れる水路と水車があり清らかな気持ち。
明王院の橋を渡り、
photo by ibex-san
境内を抜け、ここからいきなりの急登りが始まります。
杉林の中をジグザグに登り、高度を稼いで行きます。
photo by ibex-san
出だしはなかなかのハイペース?
高度計を確認すると、25~30m/分で登っています。
私のいつものペースからするとちょっとオーバーペース気味?
それでも、ザックの荷は思ったよりは感じられず、先頭のペースについていける。
心拍数はだいぶ上がってきているが、足取りはまだ軽い。
平日の筋トレがちょっとは効果あったかな。
登り始めて1時間。標高700mのところでLG-2さんが体調不良でちょっと辛そう。
どうもめまいがするようです。
ここからもまだ登りが続くことだし、相談の結果、
LG-2さんは残念ながら十分な休憩をとった後ここで下山することに。
辺りは杉林から広葉樹の植生に変わり、
ヤマボウシが見頃のようです。
ギンリョウソウも咲いていました。
紅葉や新緑の頃はこれまた楽しい山歩きコースなのでしょう。
でも今は梅雨時期。山蛭に襲われるのがちょっと怖い~
AM10: 御殿山1097m到着。
期待していた展望は当然というか、予想通りのガスガス状態。
でも、休憩しているうちに武奈ヶ岳の山頂方面のガスが時折晴れてきて、
その山容を見せてくれたのでした。
今回メインの800m急登はなんとかこなし、ここからは比較的緩い勾配で
稜線沿いに山頂までのルートをたぐり寄せていきます。
ワサビ峠を通過
やがて周囲の木々は高木から低木に代わっていきます。
釣鐘状のベニサラサドウダンツツジの花が垂れ下がるコースを
くぐるようにして進んでいくと、その低木もなくなり、あたりは草地に。
最後はちょっとした岩場を越えて、
photo by ibex-san
AM11:10 武奈ヶ岳1214m山頂着。
ガスガスの状態の山頂は気温も高くなく、汗冷えで少し寒い。
でも、まだ空からは雨は零れてきてません。
武奈ヶ岳山頂から南東方面に進み、コヤマノ岳から中峠を目指します。
ブナの木が美しい森を抜けていきます。
前日の雨に濡れている木々は緑を色濃くさせます。
冬の頃はスノーシューで歩くのがよさそうな雰囲気ですね。
でもその雪の量は多く、根曲がりした木々が物語っています。
中峠からは口ノ深谷まで一旦下り、沢を渡渉します。
そしてワサビ峠への登り返しは小さな沢沿いを詰めていきます。
PM1:00 再び御殿山。
ここから坊村まで800mの一気下り。
一抹の不安がある膝に最大限の注意を払いながら、
慎重に下っていきます。
それにしても蒸し暑い。湿度が高い上に標高も下がり、
気温も上昇しているので、汗が噴出してきます。
20kgの荷に若干の膝の痛みを感じながらも
PM3:00 なんとか下山。
結局、蒸し暑さはあったものの、雨には奇跡的にも降られず。
思ったよりもザックの荷が重く感じられず、わずかな膝の痛みを除けば
足への疲労も感じない1日でした。
さあ、北アまであと1ヶ月余り。お次はお泊りトレです。
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