赤坂山スノーシュートレッキング

tekapo

2009年02月22日 23:59

滋賀・比良山系の北方にある赤坂山。
標高わずか823mほどですが、ここは豪雪地帯ともいえるほどの
雪がありました。

そんな山で今年最後?のスノーシュートレッキングを楽しんで来ました。


週末に訪れた寒波。近畿地方にはどれだけの雪が降ったのでしょうか。

今回は息子と二人での出撃だったので、手軽に楽しめる山にしようと
奈良・和佐又山に行く予定でした。
昨日の土曜日、和佐又ヒュッテに電話を入れると・・・
「先日の雨でヒュッテ周辺の雪はほとんど融けてしまって、
先日の寒波でもほとんど雪が降らなかったですねぇ~」
っていうこと。

それならばと、滋賀方面のスキー場の積雪量をチェックし、
近くの函館山スキー場が100mほどの積雪なので、この近くは
まだ雪がありそうだ、ってことでマキノ・赤坂山への出撃を
決めたのでした。


今日の天気は夕方から雨予報。ってことで早朝5時自宅出発。
湖西道路から琵琶湖越しに昇る朝日を浴びて快適に朝の西近江路を
走ってきます。





ETC割引も適用され、7時にはマキノ高原着。

空は快晴。赤坂山の稜線越しには真っ青の空が望めます。
準備を整え、いざ出発。





赤坂山から南にある大谷山に続く稜線は高木がほとんどなく、
真っ白な稜線が望めます。わずか800mほどの山でこんな景観を
楽しめるなんて、登る前からワクワクしてしまいますねぇ~







7:30出発。
赤坂山までは粟柄越を通り約4kmの道のり。標高差640m。
コースタイムでは2時間弱ですが、雪があるので3時間ほどはかかるでしょう。
積雪がなくクローズド状態のマキノスキー場を抜け、登山口を目指します。


登り始めは階段が続きます。所々雪に隠れ、歩きにくい状態。
それにしても暑い。いい天気なので日の出とともに、気温が上昇。
ウェアのジッパーにつけた温度計は5℃。
早くもアンダーウェア一枚まで脱いで歩いています。
                      


1時間ほど登り、雪も多くなってきたので、スノーシュー装着。
息子は今回初めてのスノーシュー。
最初は「歩きにくい~」って言っていたけど、装着前までツボ足で
ズブズブ埋まっていたことを思って、歩きやすいことに気がついた
ようです。





武奈ノ木平の東屋で大休止した後、しばらくは緩い登りがあります。
雪はこのあたりから深くなってきたようです。








稜線が見えてきました。



suuntoの高度計も700m近くを指しています。鉄塔が目の前に
見えてきました。もうすぐ粟柄越です。
道標がほとんど埋まっていますね。



息子がだいぶヘバッテきたか・・・・・いや~まだまだ。



後ろの展望でも見て、一息いれましょう。
ザックを下ろしたとたん、雪遊びしているじゃありませんか。
まだまだ元気だな。




ここまで休憩を入れて3時間ちょうど。
空は完全に雲に覆われてきましたようですぞ。
先を急ぎましょう、息子よ。

粟柄越から赤坂山山頂までは大雪原状態。思い思いのルートで登ることが
出来ます。でもスノーシューがなければそこは膝上までの雪。
スノーシューの威力発揮ですね。




そして823mの赤坂山山頂に到着です。11:00ちょうど。



山頂付近は風が強い。急いで帽子を被り、フリースを中に着こみます。
ひとまず風の当たらない場所まで下りてランチとしましょう。



遠くに見える琵琶湖も白く霞んできたようです。



鉄塔付近まで来れば風も少しましなようなのでここでランチとしましょう。
今日のメニュ-は醤油とんこつ味ラーメン。



ランチを食べた場所はこんなところ。天気が良ければ大雪原を
もっと堪能できたでしょう。








ランチ準備中、息子はこんなのを作っていたようです。
雪玉製造器大活躍ですよ。



12:30下山開始。
登りとは打って変わってハイペース。
武奈ノ木平まで30分。そこからスキー場までも30分で下山でした。
途中、こんなのをショット。
雪のバームクーヘンですねぇ。適度の斜面と適度な湿り具合の雪により
いい具合に出来上がります。



朝よりも雪が少なくなったスキー場を歩き、ゴールです。
結局1時間15分で下山というハイペースでした。

マキノ高原温泉「さらさ」の露天風呂で疲れを癒しいると、空からポツリ、雨が
降ってきたようです。ぎりぎりのタイミングでしたね。
息子の下山ペースに救われました。
息子曰く、「僕は下山家~」ですから。

今回、初めての赤坂山。ここは近畿地方のスノーシューのメッカのごとく、
出合う人の7割近くがスノーシュー、2割がワカン、1割がツボ足ってことで、
いかに雪が深く、かつ稜線付近の雪原がスノーシューに適したフイールドで
あるかを認識したのでした。

来シーズン、もっと雪の状態のいい時に楽しみたい山の一つになりそうです。


もうすぐ3月。もう寒波は終わりでしょうか。これが今シーズン最後の
スノーシュートレッキングとなるかな。


となれば、あとは春のカヌーシーズン到来ですね。
まずは花見カヌーで幕明けです。




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