新緑の御手洗渓谷へ
GW前半、我がファミリーは世界遺産・大峰山の麓にあたる洞川にある「御手洗(みたらい)渓谷」へ行ってきました。
このあたりは標高700m~750mあり、今からが新緑の始まり。山々には桜が咲き誇り、今が美しい季節です。
こんな新緑の中を我がファミリーは川迫川の出会いから山上川沿いに遊歩道を歩き、洞川まで歩きました。
まずは車を「観音峰登山口」に停め、奥様子供達を下ろし後、私は洞川温泉の駐車場まで車を走らせました。
ここで車を駐車して積載してきた自転車で「観音峰登山口」まで自転車で戻り、最終的には家族4人で洞川駐車場までトレッキングをしながら歩いて戻り、再び車に乗車、「観音峰登山口」まで戻り自転車をピックアップして帰ろうという手順なのです。
洞川から登山口までの道はほとんど下り坂。車に積むことの出来る自転車なら別に変速機がなくても楽々登山口までたどり着けます。3kmほどの道を10分ほどでのんびりと下って行きました。そういえば、カヌーで回送する時自転車を利用することがありますが、その時の道は決まって上り坂。車を上流、下流のいずれに置くにしてもカヌーは川を下るものだからどうしても自転車は上りとなることが避けれません。でも今日は歩いて川沿いを上っていくので自転車は下り坂なんですね。楽ちん!!
さて、登山口からはまず吊り橋を渡りここからスタートです。時刻は9:30。
いったん、川迫川出会いまで下り「御手洗渓谷」のハイライト部を堪能していきたいと思います。
大峰山の雪解け水を集めた山上川はまずまずの水量があり、トロ場ではエメラルドグリーンの水を湛えています。木々は新緑、野鳥のさえずりが山々に響き渡っています。春を迎えた山の恩恵を全身に浴びているようです。
御手洗渓谷まで来ると両側の山が谷に切れ込むように落ち込み、その岩壁から崩落したかの様な大岩が渓谷の真ん中のあちこちに見受けられ、時には流れを遮り、上の写真の様な大きなトロ場を造っています。
この橋を渡り終えると川迫川との出会いです。以前はこの橋は古い吊り橋だったのですが、数年前に架け変わり趣のあるものではなくなりましたが、その渓谷美は以前のままです。
渓谷を渡り抜ける風が吹くとヤマサクラの花びらが舞い散り、渓谷をキラキラと輝かせます。山を見上げると桜の淡いピンクに交じって薄緑、淡いオレンジなど様々に染まった山の色が本当に綺麗ですね。自然の移り変わり、四季の移ろいに見せてくれる自然の芸術に心も豊かになりそう・・・・
渓谷美を堪能した後は、山上川沿いに歩きます。出会いから約4.5km。のんびり歩いて1時間半ほどの行程ですね。途中、オオヤマツツジ?がヤマサクラと競争するようにピンクを主張していて、見る者を楽しませてくれます。
そんな花を楽しみながら、11:30過ぎ、洞川に到着です。所要時間約2時間。
山上川の河原でランチを取り、昼過ぎには帰途についたのでした。
今回のコースはほとんど高低差もなく、新緑、盛夏、紅葉にわたりファミリーで楽しめる楽ちんコースです。今回のように自転車を回送の手段として利用することで、時間の短縮にもなり余った時間を洞川の鍾乳洞めぐりや温泉を楽しんでみるのもいいのではないでしょうか。
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