口屋内の沈下橋をくぐります。
通常ならばおそらく1級未満の瀬であろう箇所も今日は海のような大波が立っている。
でも、流れはストレートで力強く漕いでいけば難なくクリア。
漕いでいるとちょっと熊野川と似ているかなぁ~って錯覚しそうな時もあるけれど、
沈下橋のある風景は間違いなく四万十川。
目の前には勝間の沈下橋が見えてきた。
川幅の開けた場所に架かっている勝間の沈下橋は長さもあり、高さも4mくらいあるだろうか。
photo tetsu-san
四万十らしい風景が広がっている。
ゆっくりと沈下橋の風景を楽しみたいのだけれど、川の流れは速く、あっという間に近づき、過ぎ去っていく。
ここでも何度も振り返り沈下橋のある風景を目に焼き付ける。これが四万十川だ。
前方左岸に広い川原が見えてきた。「かわらっこ」のある川原だ。
11:50 ゴール地点に到着。なんと口屋内から1:20で着いたのである。
当初の予定ならばこの日は口屋内からのスタートだったので、そうだったのならばあっという間の行程だったことであろう。
雨で前日予定がキャンセルとなったことで、結果としてこれだけの距離を一日で楽しむことが出来たのである。
これもまたある意味幸運だったのかもしれない。
岩間まで回送。ORCAさんを降ろして、一足早く国道へ。そして沈下橋を渡るORCA号をショット。
カヌーを終え、2台の車が向かったのは120km先の高知市内。
この後の予定は、ORCAさんとtetsuさんは高知市内のビジネスホテルで1泊なのである。
久しぶりに街中でのカヌー仲間との乾杯だ。
地元の方に教えていただいたお店「空の庭」に予約を入れていたのであった。
文字通り高知市内を見渡せる落ち着いた雰囲気の個室で戴いたのは・・・
目当ての「かつおの塩たたき」。
そして次はお店のおすすめ「清水のさば刺身」
どれも美味です。「土佐巻き」や「川エビのから揚げ」も堪能!!
2件目は土佐のうまい純米酒が呑める店「米米くらぶ」
ここは県内全蔵元の名だたる日本酒を味わえるのである。
この店を、1人で切り盛りする女将。
「酒は生きている」とばかりに、保冷ケースに並ぶ酒と、杯ごとに代わるグラスを楽しむことが出来るのである。
肴も生トマトや漬け物など、旬の素材がズラリでお酒にあった肴を出してくれるのである。
そんな美味い酒を飲みながら、3人はグラスを次々と飲み干していったのであった。
ちょうど、4年前の昨日、
「スノピなCanoeClub」の始まりとなったORCAさん、tetsuさん、そして私とが
三重・宮川で始めて一緒にダウンリバーした記念すべき日であり、
月日の流れを感じるながらも今日はこうして当初のメンバー3人での乾杯に、
夜は更けていくのであった。
翌日は再び高知市内で仕事のある私。
名残惜しくも店を後にし、ORCA氏、tetsu氏との固い握手を交わし、
今回の四万十川ダウンリバーは幕を閉じたのであった。
雨後の四万十川であったが、たっぷりの水量のお陰で長距離を楽しむことが出来、
なによりも最高のカヌー仲間と晴天の空の下、四万十川を満喫できた喜び。
きっと忘れることのない一日となったであろう。
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