絶景 早春の富士山

tekapo

2008年03月15日 23:59

いい天気だというのに、今日は朝から日帰り東京出張。新大阪から早朝の「のぞみ」に乗り一路・東京へ。
「のぞみ」の車内は土曜日なのでいつもの平日の朝に便に比べるとガラガラで、予約なしでも窓側E席が取れました。
眠い目をふと覚ますと、「安倍川」の看板が・・・・

そうです。もうすぐ車窓から「富士山」が見えそうです。
「静岡駅」を通過し、トンネルを抜けると、富士川の鉄橋を渡り、そして・・・・

見えた~  



雲よりも高くそびえる富士山が富士川越しに見えます。昨日の雨で空気中のチリもすっかりと洗い流され、青空にくっきり・はっきりと見えるのでした。富士川を超える一瞬がシャッターチャンス。ビルや工場の煙突や電線などの障害物が一切ないので唯一といっていいほどのワンチャンスなのでした。

富士山といえば、関西地方に住む私にとってはめったに見れない日本一。北アルプスの山も素敵ですが、やはり見ていて一番綺麗なのは富士山ですね。

富士山は、東京都内でも天気がよければ比較的みえるようですね。去年出張で行っていた横浜からでもこんな感じで見えます。


「赤レンガ倉庫」の上に見えてますね~

それではどれだけ遠くから富士山は見ることができるのでしょうか。
関西地方からは見えないのでしょうか。
海からだと236kmが限界なのであります。これはピタゴラスの定理を使えば計算できます。
海の先に山があればその山の高さに応じて、その距離が延びます。

では、その再遠望の山はというと、和歌山県那智の滝近くにある小麦峠(妙法山北西)標高900mでその距離323kmだそうです。
ここからは海越しの展望になるため、海水面と大気の温度差の大きい冬場は水蒸気が発生しやすく観測に適さないそうです。

和歌山といえば、なんと関西地方ではありませんか。そのほか、奈良・山上ケ岳、日出ケ岳(大台ケ原)なども年に数回見えるそうです。
日出ケ岳には10回以上登っていますが、未だ見たことがありません。早朝でなければムリみたいですね。

三重県になると、平地でもかなりの範囲で見えるようです。有名な伊勢・二見ケ浦の「夫婦岩」の間からも見えるそうです。朝日と重なるように小さく見える富士山は絶景だとか・・・・

ぜひ一度見てみたいものです。


あなたにおススメの記事
関連記事