雪と氷の科学
近畿の山はまだ2月だというのに、雪融けが盛ん。
先日の祝日、山に行く予定なく、近所の図書館に行くことに。
そしてこんなのを借りてきたのでした。
GRAPHIC SCIENCE MAGAZINE 「Newton」 です。
表紙の「雪と氷の科学」という文字に思わず目を惹かれたのでした。
雪の結晶といえば、こんなのがまず頭に浮かびますよね。
「樹枝状結晶」です。
時にはこんなのも。 「扇形結晶」です。
でも、様々な気象条件によりこんな形状の結晶もあります。
気温が高い時にはこんな結晶が出来ます。
「針状結晶」です。
気温が低く、大気中の水蒸気量が少ない時には、こんな結晶も。
「角柱結晶」です。
アメリカのアマチュア研究家、ウィルソン・ベントレーが1931年に雪の結晶の
写真集を世界で初めて発表しました。
そのベントレーに魅了されたのが日本の物理学者・中谷宇吉郎であります。
ベントレーのような結晶写真の撮影を試みた彼は、
「実験室でその美しさを再現できないか?」と考えるようになり、
3年の研究ののち、1936年、世界で初めて雪結晶をつくることに
成功したのでした。
さらに研究を進めた彼は、実験装置内の湿度と温度を変え、様々な形の
人工雪の結晶を作り出したのでした。
そして、そこから
「雪の結晶の形を見れば、上空の湿度と気温を知ることができる。」
ということを研究成果としてあげたのでした。
雪の結晶は千差万別であり、観察は一瞬の勝負であるそうです。
その時間はわずか15秒ほど。
雪の結晶は顕微鏡に載せると、照明の熱や観察者の体温をうけて
みるみるうちに融けだすのだという。
また、雪の結晶はすべて六角形が基本となっているそうです。
このなぞは分子の並び方にあるそうです。
しかし、このへんの話は難しすぎる・・・・のでパス。
春一番が吹き荒れた日本列島。春が一歩近づいた感がありますが、
まだもう少し、雪の世界を楽しみたい今日この頃であります。
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