ちょっと藤原岳へ

tekapo

2010年01月27日 00:19

四日市からならほど近い鈴鹿山脈の北端に位置する藤原岳

1月23日 早速行ってきました。




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藤原岳の標高は1120m。
日本三百名山に数えられ、フクジュソウを始め花の多い山としても知られています。
しかし、一般に見られる山容はトップの写真のように痛々しいほどに
藤原鉱山によって大きく山肌を削られた東斜面が見えますが、
山頂付近は木々も少なくなだらかであり360度視界の開けた展望が望めます。


登山口となる三岐鉄道西藤原駅は、かつてセメント輸送主力時代に使用していた
蒸気機関車など車輛が展示されている小さな終着駅。
いい趣がある駅です。




そこから5分ほど歩いて行くと、登山口入口に綺麗な休憩所があります。



車で来た場合はここで駐車し登っていくのがいいでしょうね。
トイレ、休憩用テーブル、さらには靴洗い場まで完備しています。

登山口の標高は140m。山頂近くにある藤原小屋は約1100m。
一気に1000m近くの登りとなります。
そういえばこれだけの標高差を一気に登るのは久しぶりだなぁ~。
問題は下り、はたして膝が悲鳴を上げずに持ち堪えてくれるか・・・

神社の鳥居をくぐるところからルートはスタート。時刻8:30。




最初は杉林を登って行きますが、所々で視界が開け、こんな景色も楽しめます。



セメント工場の排煙越しに望める伊勢湾が太陽に照らされオレンジ色に。


途中、コース脇にはこんな看板があるのでペース配分が掴みやすいかも。




標高800mを過ぎると聖宝寺からのルートと合流し、このあたりから
樹氷が出来始めてきました。




針のような繊細さが見事です。




周りの木々が落葉広葉樹に変わり、さらにその木々も少なくなってきた頃、
藤原山荘に到着です。10:30ですからちょうど2時間の登りでした。





あいにく山頂付近はガスっていて真っ白。
展望台側へ行っても何も見えないだろうし、下手に動きまわって方向を
失ってもまずいだろうと適当な場所を見つけてちょっと早いランチとしましょう。

風を避けれる大きな木の陰を見つけ、真っ白な世界の中でのサイレントタイム。




ランチの間、こんな木々を眺めながらのひと時を楽しみます。







今まさに北西の風を受けて木々の樹氷は成長しているのでしょう。
そして、多分明日は晴れ。
きっと見事な樹氷を訪れる人々に見せてくれることでしょう。


山頂付近で成長過程の樹氷を楽しみながらカメラに納めます。








12:00 ちょうど下山開始。
時折、ジグザグのコースを大きくショートカットしながら雪面を下ります。

雪が少なくなってきた辺りからは、ダブルトレッキングポールを
有効に使いながら膝の負担を減らし、慎重に足を運びます。
そんなポールの使い方が最近は分かってきたのか、1000mの降下にも
かかわらず、膝の痛みは襲ってこない。
これなら今年はもう少しステップアップも出来そう?

13:30 無事下山です。

休憩室の足洗い場でアイゼンや靴、トレッキングポール等を綺麗に洗い、
今日のトレッキングは無事終了です。

出張先からの初登山。

あといくつ登れるかなぁ~









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