朝4:00 目覚まし時計に起こされ、外を確認すると、
昨日、一日中降り続いた雨が明け方にはなんとか上がったよう。
さあ、今日はダイヤモンドトレール二上山~葛城山16kmの歩荷トレーニングです。
なぜ、歩荷かというと、今年の夏のメインイベント・・・「息子と行く北アルプス」へ向けての
トレーニングなのです。
最近、山への目が向いてきた私。
学生時代に登った山々の思いが再燃してきたのである。
そんな想いが募ってきた今年の夏。
そして息子も今年は小学校最後の夏休み。
中学生になればクラブ漬けの夏休みになるだろうから、
一緒にどこかに行けるのはなかなか難しくなるだろう。
小学校最後の夏休みの思い出として北アに登り、テントに泊り、
運がよければ雲海から昇る日の出を見せることが出来たら・・・・
北アの絶景を感動として記憶し、これから成長していく息子の礎になれば・・・・
そんな思いとプロジェクトを胸に、それを実現とするためにはまず体力アップです。
果たして今の自分はどれだけの荷物を背負って登れるのだろうか。
最終目標とするザックの重量は20kg。
その昔、高校時代には北ア合宿は30kgオーバーを担いでいたが、
そんなのは今の私には当然無理。
しかし、今回持っていく装備の重量を計算すると食糧・水・デジイチ&三脚を
合計しても20kg以内で納まりそう。
20数年の間に道具も進化し、軽量化が可能となったようです。
最終目標を20kgと据え置き、今回のダイトレ歩荷は15kgからスタート。
40ℓザックにテント、シュラフ、着替え等実際に持っていく荷物を積み込み、
さらに水をポリタン2ℓ、プラティパス2.5ℓで4.5kg さあ計量です。
13.8kgです。
あとは行く途中のコンビニでナルゲンボトル1ℓにアクエリアスを入れ、
行動食+おにぎり2個を加えると、めでたく15kgです。
いざ、15kgのザックを背負ってみると、意外や意外、いつもスノートレッキングに
行く時の荷物よりも少しだけ重たいくらいか・・・?
これなら今日の歩荷はなんとか行けそう~な予感です。
AM6:00過ぎ、電車に乗り、近鉄・二上神社口駅には6:10着。
あまりの蒸し暑さに、二上神社でショートのパンツに着替えてAM6:20 再スタート。
雨あがりのため、しばらくは蚊に悩まされながら、さらに杉木立の中を
登っていくので一気に汗が噴き出してきた。
AM7:10 二上山雄岳着。
鞍部まで下り、雌岳にはAM7:25着。
なんとここまでコースタイムでは1:50のところを1:15でクリア。35分の短縮。
雌岳山頂からは視界がいいと大阪南部の平野部や奈良盆地がよく見えるのだが、
今日は全く見えず、真っ白~
竹之内峠へ向けて下っていく途中で、葛城方面の山々が一瞬見えたのですが・・・
山はガスっています。
岩屋では自生?しているアジサイにちょっと見とれながら、
AM8:05 竹之内峠着です。
AM8:55 平石峠着。
平石峠を越えると、ここから登りが本格化してきます。
記事トップ写真にあるような階段群があります。
高校歩荷の時、この辺りからみんなのペースもバラバラになり、
己との戦いを繰り広げていました。
岩橋山までを180m登ったかと思うと、また80m程の下り。
岩橋峠着 AM9:55 これまたコースタイムを20分短縮です。
辺りは杉木立で薄暗い中にシダ植物が地面を覆って色鮮やかです。
岩橋峠から葛城山頂までは2:10のコースタイム。
頂上近くには階段群が5か所ほどあり、高校歩荷では最後の地獄を見た場所が近づいてきました。
相変わらず、ガスったままです。
山麓公園の分岐を過ぎると・・・・
出ました!! 「恐怖の階段地獄」
最初のひとつの階段群で100段程。それが3群続くと下りの階段群がひとつ。
そしてさらに登りの階段群を二つクリアすると・・・・
意外に簡単に乗り越えてしまいました。
あの当時は一歩踏み出すのにも必死で、足がヒクヒク痙攣しかけていたのに。
やはりザックの重量の差なんでしょう。
そして・・・・AM12:00ちょうど 葛城山頂着です。
二上神社口から葛城山頂までコースタイム6:40のところを5:40でクリア 1時間の短縮でした。
心配していた暑さによる熱中症も、汗こそ一杯掻きましたが
曇りがちの空模様のおかげでジリジリと照らされることなく登ることができました。
山頂で軽めのランチをとっていると、奈良盆地側が急速に晴れてきたよう。
帰りは千早赤坂村青崩までのルートを下ります。
雨上がりに濡れたシダの緑が綺麗ですね。
PM1:15 葛城登山口到着です。
最初15kgの荷物も、水と食料を消費し、水に至っては2ℓも飲んでいました。
今回のダイトレ歩荷15kgはまずクリアです。
次は、息子ジョニーを連れて大峰へ行く予定。
私は本番とほぼ同じ荷物を詰め込み20kg、
ジョニーも実際担ぐザックに7kg程の荷を詰め込む予定。
さらにその次は、同じ重量で大峰・弥山でのテント1泊山行で
最終仕上げをしてみようと思います。
「 目指せ!! 北ア 」
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