春近し? 釈迦ヶ岳

tekapo

2011年02月26日 23:00

2月26日 大峰山系の釈迦ヶ岳へ登ってきました。







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「御釈迦様、そろそろ私みたいな未熟者でも登ってもよろしいでしょうか~」


厳冬期の大峰山系

とりわけ釈迦ヶ岳はこの時期のアプローチが悪く、大雪が降れば
林道は雪で埋もれ、来る者を拒む。


今年は豪雪ともいえる程の雪が、大峰山系でも降っているようで、
あちこちで「撤退」という声が聞こえてきます。

先日の稲村ヶ岳でも小屋が雪に埋もれ、時間切れもあって目指す山頂には
届かなかった。


最後に大雪が降ったのが2月14日。
大阪の平野部でも積雪が観測されるほどの降雪だったのだが、
その後は好天が続き、今週は春を思わせる気温が連日続いた。

来週はまた寒の戻りが来るという。
今なら、アプローチの林道の雪もほとんど溶けているだろう~

行くなら26日の土曜日だ!!


ということで、釈迦ヶ岳へアタックしたのであった。


自宅から2時間少しのドライブで旭ダムを過ぎ、冬期通行止めの看板を越える。

雪の多い時はこの辺りからかなりの雪があるというが・・・


予想通り、ほとんど路面には雪がない。
時折、山側の斜面から落ちてきた雪が道路の半分程を塞いでいたり、
10~15㎝程の落石があちこちにあるが、なんとか避けながら車を進める。


この調子なら太尾登山口まで車で行けそうかな・・・


と思っていた矢先、目の前に現れた物は、






道路の真ん中に大きな岩が鎮座しています。


 「あっちゃ~~」


ここまでか。SUUNTOの高度計を確認する。

現在の標高945m

ここから不動小屋谷登山口までは標高差215m 徒歩にして2km30分ほどか・・・・
(2万5千分の1地図で確認すると、落石現場は標高956mの橋の手前でした。)


7:30 ここから出発です。





この駐車場のすぐ先に落石現場があります。


ほとんど雪のない林道(悔しい~)歩くこと30分。
不動小屋谷登山口着。






ここからは杉林を登るルート。
いつもは太尾登山口から登るので、このルートは初めて。
暗い杉林の中を登るのはあまり好きではないですね。


植生が杉から落葉樹に変ったころ、ようやく空が開けてきました。






コースタイム通りの45分で太尾登山口からの分岐に到着。





ここで標高1465mだが、雪が少ない。

まるで春の山みたいだ。
今週の春のような陽気で一気に溶けたのであろうか。



さあ、ここからは景色のいい、稜線歩き。










それでも少しずつ標高を稼いでいくと、大きく発達した雪庇があったり。






分岐から20分も歩くと釈迦ヶ岳の山頂が見えた。





期待はしていなかったが、やはり樹氷はなし。
雪も少ないようだ。


それにしても空が青い。






風もなく、気温もどんどん上がっていて、暖かい。
















スノーシューも背負ってきたが、まだ雪面は凍っているので、
それほど足は潜っていかないのでツボ足のまま歩いていく。


吉田の森を過ぎ、千丈平の手前で先行者の単独行者とすれ違い。
結局、この日出会ったのはこの方のみであった。


山頂までの150mの最後の登り。

雪が締まっているので登りやすい。
パワーロスすることなく山頂へ辿りついた。
AM10:45 登山口からは2:45の所要時間。
休憩時間を除けばほぼコースタイム通りで登ってきた勘定。


御釈迦様。

無事に辿りつけました。ありがとうございます。






今日の御釈迦様はお顔も穏やか。



北を向けば弥山、八経ヶ岳が近くに見える。










南へ連なる山並みが美しい。






独り占めの山頂、心ゆくまで景観を堪能する。



景色を堪能したらお腹も空いてきたようだ。

山頂は少し風があるので、吉田の森まで降りてランチとしましょう。

見晴らしのいい雪原にテーブルをこしらえて・・・






食後のコーヒーがうまっい~







釈迦ヶ岳に別れを告げて、下山。






来たルートを戻り、PM1:30 登山口着。

登山口から見上げた空も美しい。






雪も少なく、樹氷も見れなかったが、静かな春を感じる空の下、
満足の一日でありました。







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