5月3日~5日 今年のGWは去年同様、熊野川を漕いできました。
今回集まったメンバーはORCAさん、ibexさん、しかちゃん、
そして我がファミリーの合計7人。
tetsuさんは急遽仕事の都合によりキャンセル。残念です。
3日、熊野川と十津川との合流地点近くの小船の川原にベースキャンプを張り、
この日はのんびりと過ごすことに。
子供達とバドミントンをしたり・・・
この日の夕食は「焼き鳥」
鶏&豚を串に刺し、照り焼きタレ、タルタルソース、など3種類のタレも作ったので、
ちょっと忙しい仕込み作業でしたが、
その甲斐あって美味しい焼き鳥が楽しめました。
photo by ibex-san
日暮れとともに振り出した雨は次第に強くはなっていきましたが、
タープの下では楽しい時間だけが過ぎていき、
明日の晴れを期待して、23時過ぎには就寝~
翌朝4日、見上げる空は青空。
山沿いにはまだ雲が掛っているけれど、
次第に雲も取れ、いい天気になりそうな予感。
今回は腰痛もありカヌーを漕がないORCAさんに回送をお願いし、
田戸にはAM9:30着。
photo by orca-san
川原には沢山の観光客が・・・
天気もいいので、朝からジェット船は大増発のようです。
そんな大勢の観光客がいる中で、ファルトカヌーを組立中。
AM10:30 出発です。
本日のコースは田戸から小船までの約20kmのロングコース。
それでも、新宮の河口まではまだ25kmはあり、熊野川の大きさを感じます。
今日の熊野川は、やや水量が少なめなので、
トロ場ではそこそこ漕がないといけないかな。
下瀞に入ると、今までの喧騒は一気に静寂へと変わり、
新緑に包まれた瀞八丁は空が狭いことと、川の水の色と合わさって
一面が緑に包まれたようです。
時折やってくるジェット船が耳障りではありますが、
そのジェット船のおかげで水量が少なくても
ライニングダウンしなくて済むので、文句は言えません。
ジェット船からは家族連れの子供達から手を振られ・・・
下瀞を抜けようかとした頃、なんと下流から漕ぎあがってきた2艇のファルト。
おそらく玉置口から漕ぎあがってきたのでしょう。
その後もソロのファルトの方が同じように漕ぎ上がってきました。
5月の太陽は新緑の葉に反射して、眩しい程の光を私達に
浴びせてくれます。
春の訪れ、喜び、生命の躍動を感じさせるこの季節。
カヌーを漕ぐのには最高の季節だと、
こうして川面を流されていると思います。
小川口に近い川原でAM12:00ちょうど、ランチタイムです。
ここまで7kmで1時間30分。まずまずのペースでしょう。
ランチを摂りながら眺める風景は一面が新緑の山々。
眩しい光の中で偏光サングラスを通して見るその緑は
蛍光色のように輝く緑色。
カメラにもPLフィルターを付けているので、鮮やかな緑が映し出されます。
川面を吹き渡る風が気持ちいい~
満たされたお腹に、眠気が・・・
3人ともしばし昼寝。
PM1:00 眠気を吹き飛ばし、また漕ぎましょう。
小船までは残り13km。
ここからは比較的流れもあるので、それほど漕がなくても進むことでしょう。
小川口を過ぎると、再び人家や車の騒音から離れ、
竹筒までの人工物が一切目に入らないエリア。
このエリアも熊野川の大好きな場所のひとつ。
川原には流木も沢山あり、
これからの季節、カヌーキャンプするには最高です。
鮎釣り師のいないこのわずかな期間。
川面から見る景色はカヌーを漕ぐ我々以外には熊野の自然があるのみです。
小川口や竹筒辺りの流れや瀬の状態がなんだかいつもと違う?
去年末頃、水量不足のためジェット船が運航休止になっていたそうで、
その対策として、重機による川床を掘削したようです。
不自然な中洲は重機が積上げた砂利なのでしょう。
川の水は流れる中で次第に浄化されて澄み、
3m以上ある川底までもがはっきりと見えます。
川岸に目をやると、藤の花がピークを迎え、目を楽しませてくれます。
適度な流れに漕ぐ手も休め漂ううちに、
ゴール地点である小船にPM3:00過ぎORCAさんにも迎えていただき、
無事到着です。
13kmを2時間少しで下ってきた勘定です。
ORCAさんのおかげで田戸まで回送車を取りに行く苦労もなく、
後はゆっくりと片付。
この日で帰るibexさんと別れを告げ、さつき温泉へ。
今日の夕食は団子ハンバーグ
フライパンが小さ過ぎたのでちょっと団子が崩れたりして失敗もしたけれど、
お味の方はgood!!
(今回の夕食は2回ともフィールド・ライフ春号に載っていたレシピを参考にしました。)
そして、この夜も焚き火を囲んで更けていくのでした。
5日の朝、今年も楽しいGWを過ごせた小船での3日間(地元の方が維持管理を
している素敵な川原。マナー良く、今年も使わせていただきました。)、
今回が今年初のダウンリバーとなりましたが、
こうして家族・仲間と過ごせることがなによりの
幸せなんだと感じた3日間なのでした。
※熊野川情報
ジェット船運行区間においては、昨年末からの水量不足により、
各所にて重機による川床掘削が行われており、数箇所で流れが変わっております。
ただ、通常水位では問題ある程度ではなく、よりストレートな流れになった感じです。
日足地区の熊野川役場近くの三和大橋付近は、橋脚補強工事により川の流れが
人為的に大きく変えられています。
特に、橋の下流側左岸の岩壁に流れを変えられたメインカレントが正面からぶつかっており、
場合によっては張り付きなどの危険性があります。事前のスカウティングを行い、
安全なダウンリバーをしたいものですね。
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