昨年の台風12号による災害からの復興が各地で進んでいますが、
5月5日に実際に道路から見た熊野川の様子や周辺道路などの
状況について綴ってみたいと思います。
国道168号線沿いを新宮市内から越路トンネルを抜けると、
国道には至るところで路肩崩壊による片側通行規制や迂回路通行となります。
その崩壊した土砂が大量に熊野川に流れ込んでいる箇所もあり
川沿いの地形が大きく変わっている箇所もあり。
国道168号線と川を挟んで通る対岸の県道740号は、山側の崩壊により
至るところで道路が寸断、場所によっては大きくえぐられて新しい滝が生じている箇所
もありました。県道については復旧にまだ相当の日数がかかると思われます。
川の流れも大きく変わっており、山からの崩壊した土砂・岩石が両岸に積みあがって
いるのが見受けられます。
道の駅「瀞峡街道熊野川」
増水した水流により建物は流失。別棟のトイレは屋根が
流された状態で残っています。
併設して建っていた「かあちゃんの店」。
同じく建物は流失してしまいましたが、この日はテントを張っての仮営業。
一日も早い復活を願いたいものです。
めはり寿司の味は以前のままでした。美味しい~
日足地区にあるAコープ(写真中央の白い建物)
この地域唯一のスーパーですが、こちらも2階まで浸水して
現在の店舗での営業は休止中。
でも、昨年の10月17日より熊野川行政局となりの能力開発センターの中に仮店舗を
おいて営業中であるとのことです(私は確認するのを忘れました・・・)。
三和大橋
この橋も水害の影響を受けており、現在大型車両は通行禁止。
通常の川面から15m以上はあると思われる橋の欄干にまで流木が引っかかっています。
それでも嬉しかったのは熊野川行政局前に鯉のぼりが泳いでいたことです。
例年、三和大橋の下流側に両岸を結んでワイヤロープを張り泳いでいた鯉のぼり。
今年は川ではないけれど、こうしていつものように鯉のぼりが泳いでいたことに
地域の皆さんの思いが込められているような気がします。
ジェット船乗り場(志古地区)
熊野交通のジェット船乗り場の建物も水害により崩壊。
現在、急ピッチで建物の再建中でした。
新しい建物の完成が待ち遠しいですね。
小船地区
熊野川の河原に沿った芝生が一面広がる小舟梅林とその集落。
このあたりも水害による被害を受け、多くの建物が被害を受けました。
カヌーのベースキャンプ地としてこの河原を利用させていただいていたので
とても気がかりでした。
でも、芝生も以前のように緑が広がり、トイレも復旧されたようです。
地元の方々の尽力に頭が下がる思いです。
今年のGWもいくつかのテントが張ってあり、以前の光景がそこにはありました。
小船地区の対岸から見た熊野川と十津川との合流箇所を望む
竹筒地区
熊野川はここでその流れを大きく変えます。
ここから見る風景は私の一番のお気に入り。
水量は多いものの、以前のような川の姿に見えました。
湯の口地区
ここの河原で過去2回、キャンプをした思いである場所。
ここから歩いて湯の口温泉まで20分少し歩けばたどり着きます。
小川口(瀞大橋)
ここの河原でもいくつかのテントが見られます。
いつものGWの光景がありました。
瀞流荘も営業中です。
玉置口~田戸間
現在国道169号線の路面崩壊により通行止めが続いています。
小船~田戸間はジェット船の運航が昨年12月より再開されており、
ジェット船の通り道となる所は障害となる岩なども取り除かれているので、
カヌーでのダウンリバーも可能です。
ただ、上記の玉置口~田戸間が通行止めにより車両の回送ができないため、
田戸からのダウンリバーを予定する場合、フォールディングカヤックならば、
小川口からジェット船にカヤックと一緒に乗船し(カヤックの荷物代\500)、
川の様子が変わっているのを確認しながらスカウティングして田戸まで行き、
ダウンリバーするのが有効な方法だと思われます。
大好きな熊野川、早く漕いでみたい~!!
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