「今井町」でタイムスリップ
「久米寺」を後にしたテカポファミリーが向かった先は、
寺内町として街並みを成している「今井町」でした。
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今井町はかつて、
「大和の金は今井に七分」
といわれるほど繁栄した街。
現在も街の大半の町家が江戸時代の姿を色濃く残しています。
寺内町今井は城塞都市で、江戸時代の初期には東西600m、南北310m、
周囲には環濠土居を築いた戸数1100軒、人口約4000人以上を擁する
財力豊かな街であったそうです。
近鉄・八木西口で降り、駅にあった案内図に従い、
「今井まちなみ交流センター 華甍(はないらか)」で簡単なガイダンスを受けました。
そして一番に向かった先は、「旧米谷家」
ここは予約なしでも屋敷内に入ることができ、地元ボランティアによる案内があります。
最初入った時は暗くてよく見えなかったけれど、
目が慣れてくるとその細部の造りの凄さに感心してしまいます。
この住宅は金物商を営んでいたそうで、土間のあるこの空間の上には今でいうロフトがあり、
そこには丁稚奉公の使用人が住んでいたそうです。
湾曲した形で配置された釜戸は、今でいうシステムキッチンのようですね。
次に向かったのは、「今井まちや館」
こちらにもボランティアの方がいらっしゃり、丁寧な説明を聞くことが出来ます。
雨上がりのこの日は、気温も鰻昇り。
ちょうどお腹も空いてきたので、どこかランチでもと思っていると・・・
ちょうどいい感じのお店が。
ちょっとひと息いれましょう。
涼を感じます。
町の中には他にもこんなお店があります。
造り酒屋
醤油醸造
床屋
旧家をレストアした雑貨店
町中を歩いていると随所に見られる「牛繋ぎ」
寺内町今井は「伝統的建造物群保存地区」として平成5年に選定されました。
しかしその保存に至るまでには並々ならぬ住民の方々の苦労があったことでしょう。
その苦労のおかげで、今日こうして私達はこの美しい、そして歴史の重みを感じさせる
街並みを歩くことができるのでしょう。
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