宮川カヌーDR 沈もあり? その2

tekapo

2008年06月03日 23:13

宮川カヌー ダウンリバーの続きです。
クジラ岩を後にした4艇は、快適な流れに艇を任せながら、時折こんな抜群の透明度をもった清水を注ぎ込む支流にちょっと浮気をしてみたり・・・・しながら、川下りを楽しんでいくのでした。


中川大橋のすぐ上流にあるブロックの瀬も右岸側のみがその姿をみせていて、左岸側にはブロックの姿が見えない?ほどの水量のため、ここはなんなくクリアです。

中川大橋の下では、今からDRを楽しむ3艇とすれ違い、お互い笑顔でごあいさつ。

昨日、私は食べ損なった鰻屋「膳」前もあっという間に通り過ぎ、鮠川橋を過ぎたころ、ハプニング発生です。

2年前、t氏が沈脱した瀬が迫ってきました。この瀬はメインカレントが正面の大岩にぶつかり、右に直角に流れが変わっている箇所。いつもの水量なら、岩にぶつからないように気をつけながらメインカレントに乗りなんなくクリア!!なんですが・・・・

目の前に見える瀬はパワーのある流れが激しく大岩にぶつかり、流れを右に変えています。その岩に張り付くのは非常に危険とばかりにメインカレントの一番右側いっぱいにコース取りしたはずが・・・・・





メインカレントの右側に発生している巨大なエディの渦に 「吸い込まれていく~!!」  

  沈 だぁ~  

あっけなくひっくり返った我が艇。バウ側に乗った息子は・・・・・   まだ浮かび上がってこない?  下流側を見てもその姿見えず。
もしや・・・まだカヌーの裏に張り付いたまま?と思い、渦の中で裏返ったままのカヌーの反対側に手を廻し、一気にひっくり返すと・・・・
お~ 海苔弁当の蓋に張り付いた海苔のごとく、カヌーと一緒に起き上がってくるではありませんか。

息子の様子は・・・・ 「ふわぁ~ びっくりした~」だって。 こっちがびっくりしたよ。うちの息子がロールできるなんて。これぞパッシブ・ロールっていうのですかねぇ。その間、約20秒ほどでしょうか。

ちなみに地上からみた現場はこんな感じです。
どうも写真では現場の臨場感がでていないようです。(本当ですよって。)


すっかり体が冷えた息子はというと

石を抱えて暖をとっています。(左が我が息子、ロールの達人です。ちなみに右は飛び込みの達人です。)


この後はついつい慎重になり過ぎ、メインカレントを思いっきり外した「チキンルート」を通ってみたり。

それでも川の流れは続くもので、あっと言う間に内城田大橋にやってきました。この橋を過ぎると、右岸から一之瀬川が合流。いつもは3~5mくらいの川幅なのが、今日は7~10mくらいあります。水は超透明。思わずみんなで急流上り開始。













こんな支流をたくさん持つからこそ、この宮川は日本一の清流と呼ばれるのですよね。下流へいくほどその透明度を増し、そのおかげで我々カヌーイストは心豊かに、川下りを楽しむことができるのです。

ここからはゴールの宮リバー渡会パークまですぐです。12:40到着。休憩をいれても3時間での快適川下りでした。

今回は、いつもの見慣れた宮川と違い、1m以上増水した中を下り、いつもと違った宮川の姿、0.5~1.0級ほどレベルアップした瀬を楽しみ、沈もあり、改めて川の楽しさ、怖さを実感したのでした。

そしてもうひとつの発見。我が息子。はじめて川で沈したときは大泣きして、ぎゃーっと叫んでいたのに、今日の彼は一言「びっくりした~」という言葉。1年前からスイミングに通い、ようやく最近は25mを泳げるようにもなり、水に対しての恐怖心が無くなったようで、親のスキルアップ以上に息子はレベルアップしているのだなと実感したのでした。

さあ、来週は「ナラヨシ」で補修授業だ~









 




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