2010年11月17日
芦生 巨木&紅葉トレッキング vol.1
今年の初夏に初めて訪れた京都・芦生研究林。
天然林などの貴重な植生が数多く残っており、
新緑の眩い輝きに魅了された場所。
芦生の魅力はその初夏だけでなく、
四季折々の豊かな自然が楽しめることでしょう。
そして今、秋真っ盛りのこの時期に
ぜひとも芦生の紅葉を見てみたいと思ったのは自然の流れ。
芦生の魅力を日帰りコースで楽しめるのはどこがいいかなぁ~と
今回の参加者でもあるibexさんに教えていただいて
決定したのが、このコース。
「佐々里峠~大芦生杉群生地~灰野~トロッコ道~須後(芦生山の家)」
の片道コース。
なによりも惹きつけられたのが、大芦生杉群生地の「巨木の森」。
HPなどで検索していると、主尾根から分かれたひとつの尾根筋に
10本以上の杉の巨木が直径500m以内に点在しているとのこと。
その中には雷に打たれ倒れたり、中心部分が焼けていたりする杉もあるよう。
紅葉も楽しみだが、こんな巨木をぜひとも見たい!!
こんな楽しみを胸に抱き、芦生の秋の一日を楽しむ日がやってきました。
自宅をAM5:00出発。
園部、日吉を抜け、夜が白み出した頃、山の紅葉が色付いているのが見えてきた。
かやぶきの里近くではこんな光景も。
芦生 山の家駐車場にAM8:00集合。
今回集まったメンバーは、o-papaさんファミリー、ibexさん、しかちゃん、そして私。
4台ある車のうち2台をデポし、残った2台に分乗した一行は標高730mの佐々里峠へ。
峠へ向かう途中もあちこちに見事に色付いた紅葉を目にして、
早くも歩きたい気持ちで一杯になりますね。
AM8:45 さあ出発です。
出発してしばらくは小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
しかし、落葉で埋め尽くされたルートはうっかりしているとロストしそうな気配。
さらに芦生の演習林内は一般の登山コースではないので、赤や黄色のテープがあまりないのです。
マップと高度計を頼りにルートファインディングが必要。
秋の山は大好きです。色とりどりに染められた木々の葉の色に感動し、
ルート上の落ち葉でさえ趣きを感じます。
ひとたび風が吹けばカサカサと音を立てて舞っていく葉が
深まる秋を物語ります。
落ち葉を拾い、掌に秋を感じます。
晴れた空の下での紅葉は華やかです。
でも今日みたいな曇り空も素敵。寂しさを感じながらも静かな風情を
楽しむにはもってこいです。
灰野と小野村割岳との分岐を東に進んでいくと、
ルートを塞ぐように倒れている杉の巨木。
よくみると別の種類の木が宿木となって大きく育っています。
その宿木の大きさから推測すると20年以上前に倒れたようでしょうか。
尾根筋を進んでいくと、高さの半分以上が倒壊した杉の巨木を発見。
その巨木は真ん中が空洞になっており、黒く焼けています。
避雷針のように立っていたこの杉は雷の直撃を受け、焼けてしまったのでしょう。
大芦生杉群生地への目印である雷杉を発見。
こちらは先ほどの雷杉よりは幹が細いけれど、内部が完全に焼けて空洞になっています。
それでも空を仰ぐと雷杉には葉が付いていて、植物の生命力の凄さを感じさせます。
さあ、ここからが芦生杉の巨木が群生するスポットです。
でも続きは、また後日!!
天然林などの貴重な植生が数多く残っており、
新緑の眩い輝きに魅了された場所。
芦生の魅力はその初夏だけでなく、
四季折々の豊かな自然が楽しめることでしょう。
そして今、秋真っ盛りのこの時期に
ぜひとも芦生の紅葉を見てみたいと思ったのは自然の流れ。
芦生の魅力を日帰りコースで楽しめるのはどこがいいかなぁ~と
今回の参加者でもあるibexさんに教えていただいて
決定したのが、このコース。
「佐々里峠~大芦生杉群生地~灰野~トロッコ道~須後(芦生山の家)」
の片道コース。
なによりも惹きつけられたのが、大芦生杉群生地の「巨木の森」。
HPなどで検索していると、主尾根から分かれたひとつの尾根筋に
10本以上の杉の巨木が直径500m以内に点在しているとのこと。
その中には雷に打たれ倒れたり、中心部分が焼けていたりする杉もあるよう。
紅葉も楽しみだが、こんな巨木をぜひとも見たい!!
こんな楽しみを胸に抱き、芦生の秋の一日を楽しむ日がやってきました。
自宅をAM5:00出発。
園部、日吉を抜け、夜が白み出した頃、山の紅葉が色付いているのが見えてきた。
かやぶきの里近くではこんな光景も。
芦生 山の家駐車場にAM8:00集合。
今回集まったメンバーは、o-papaさんファミリー、ibexさん、しかちゃん、そして私。
4台ある車のうち2台をデポし、残った2台に分乗した一行は標高730mの佐々里峠へ。
峠へ向かう途中もあちこちに見事に色付いた紅葉を目にして、
早くも歩きたい気持ちで一杯になりますね。
AM8:45 さあ出発です。
出発してしばらくは小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。
しかし、落葉で埋め尽くされたルートはうっかりしているとロストしそうな気配。
さらに芦生の演習林内は一般の登山コースではないので、赤や黄色のテープがあまりないのです。
マップと高度計を頼りにルートファインディングが必要。
秋の山は大好きです。色とりどりに染められた木々の葉の色に感動し、
ルート上の落ち葉でさえ趣きを感じます。
ひとたび風が吹けばカサカサと音を立てて舞っていく葉が
深まる秋を物語ります。
落ち葉を拾い、掌に秋を感じます。
晴れた空の下での紅葉は華やかです。
でも今日みたいな曇り空も素敵。寂しさを感じながらも静かな風情を
楽しむにはもってこいです。
灰野と小野村割岳との分岐を東に進んでいくと、
ルートを塞ぐように倒れている杉の巨木。
よくみると別の種類の木が宿木となって大きく育っています。
その宿木の大きさから推測すると20年以上前に倒れたようでしょうか。
尾根筋を進んでいくと、高さの半分以上が倒壊した杉の巨木を発見。
その巨木は真ん中が空洞になっており、黒く焼けています。
避雷針のように立っていたこの杉は雷の直撃を受け、焼けてしまったのでしょう。
大芦生杉群生地への目印である雷杉を発見。
こちらは先ほどの雷杉よりは幹が細いけれど、内部が完全に焼けて空洞になっています。
それでも空を仰ぐと雷杉には葉が付いていて、植物の生命力の凄さを感じさせます。
さあ、ここからが芦生杉の巨木が群生するスポットです。
でも続きは、また後日!!
Posted by tekapo at 12:20│Comments(12)
│芦生
この記事へのコメント
毎度です~~!
あ、やっぱり歩いたコースですわ~。
秋だと雰囲気が全く違いますね!
でも、苔むした杉の感じは、覚えてます、同じですね~~!
初夏でも、案内してくれた人によると、この辺は迷いやすいとのこと。
秋になると枯れ葉だらけになって、尚更かもしれませんね~~。
それほど、自然がそのまま残っている、ということ・・・
(雷杉もそうですね)
京都にこれほどの森があるというのが、本当に素晴らしいと思います~~。
o(^ω^)o
あ、やっぱり歩いたコースですわ~。
秋だと雰囲気が全く違いますね!
でも、苔むした杉の感じは、覚えてます、同じですね~~!
初夏でも、案内してくれた人によると、この辺は迷いやすいとのこと。
秋になると枯れ葉だらけになって、尚更かもしれませんね~~。
それほど、自然がそのまま残っている、ということ・・・
(雷杉もそうですね)
京都にこれほどの森があるというのが、本当に素晴らしいと思います~~。
o(^ω^)o
Posted by さなまる at 2010年11月17日 19:57
芦生は行った事がありませんが、とても素晴らしい場所ですね!
ルートが無いとちょっと一人では心許ないですが、大勢で行くとイイですね~。
秋を感じさせる写真に癒されました。
今日は仕事仲間と交野方面へゴルフでしたが、ゴルフ場も彩りがありました。
ルートが無いとちょっと一人では心許ないですが、大勢で行くとイイですね~。
秋を感じさせる写真に癒されました。
今日は仕事仲間と交野方面へゴルフでしたが、ゴルフ場も彩りがありました。
Posted by かつお at 2010年11月17日 21:22
落ち葉のじゅうたんの上を気持ちよく歩けてましたね~!
迷いそうなところもところどころあって、そういう芦生らしさも楽しめたでしょうか?
ラストの写真、面白いですね~!
液晶モニターを動かしてのショットですか~?
迷いそうなところもところどころあって、そういう芦生らしさも楽しめたでしょうか?
ラストの写真、面白いですね~!
液晶モニターを動かしてのショットですか~?
Posted by ibex at 2010年11月18日 00:16
さなまるさん おはようございます
>あ、やっぱり歩いたコースですわ~。
秋だと雰囲気が全く違いますね!
同じ場所でも季節が変わると全く違った景色に
なるのが広葉樹の森の美しさなんでしょうね。
歩かれた当時の懐かしさも蘇りました?
>初夏でも、案内してくれた人によると、この辺は迷いやすいとのこと。
秋になると枯れ葉だらけになって、尚更かもしれませんね~~。
ほんと地図と高度計が手放せませんでした。
足元は落ち葉だらけだし、テープはあまりないし・・・・
ルートファインディングの実践練習でした。
>それほど、自然がそのまま残っている、ということ・・・
(雷杉もそうですね)
京都にこれほどの森があるというのが、本当に素晴らしいと思います~~。
o(^ω^)o
遠くのアルプスなどももちろん素晴らしいけれど、
近くの森にもこんな見事な自然があるんですもんね。
これからも幾度となく訪れることになりそうです。
>あ、やっぱり歩いたコースですわ~。
秋だと雰囲気が全く違いますね!
同じ場所でも季節が変わると全く違った景色に
なるのが広葉樹の森の美しさなんでしょうね。
歩かれた当時の懐かしさも蘇りました?
>初夏でも、案内してくれた人によると、この辺は迷いやすいとのこと。
秋になると枯れ葉だらけになって、尚更かもしれませんね~~。
ほんと地図と高度計が手放せませんでした。
足元は落ち葉だらけだし、テープはあまりないし・・・・
ルートファインディングの実践練習でした。
>それほど、自然がそのまま残っている、ということ・・・
(雷杉もそうですね)
京都にこれほどの森があるというのが、本当に素晴らしいと思います~~。
o(^ω^)o
遠くのアルプスなどももちろん素晴らしいけれど、
近くの森にもこんな見事な自然があるんですもんね。
これからも幾度となく訪れることになりそうです。
Posted by tekapo at 2010年11月19日 06:32
かつおさん おはようございます
>芦生は行った事がありませんが、とても素晴らしい場所ですね!
ルートが無いとちょっと一人では心許ないですが、大勢で行くとイイですね~。
私も芦生は二度目でしたが、まだまだ知らない場所があります。
幾度となく訪れるほど、それほど魅力があるようですよ。
そうしたルートを気の合った仲間と歩けるのは
さらなる楽しみといえますね。
>芦生は行った事がありませんが、とても素晴らしい場所ですね!
ルートが無いとちょっと一人では心許ないですが、大勢で行くとイイですね~。
私も芦生は二度目でしたが、まだまだ知らない場所があります。
幾度となく訪れるほど、それほど魅力があるようですよ。
そうしたルートを気の合った仲間と歩けるのは
さらなる楽しみといえますね。
Posted by tekapo at 2010年11月19日 06:36
ibexさん おはようございます
>落ち葉のじゅうたんの上を気持ちよく歩けてましたね~!
落ち葉のじゅうたん、足元から秋を感じることができて、
これも楽しいのですよね~
>迷いそうなところもところどころあって、そういう芦生らしさも楽しめたでしょうか?
それだけ人が入っていないということもあるんでしょうね。
>ラストの写真、面白いですね~!
液晶モニターを動かしてのショットですか~?
D5000の液晶ライブビューモニターは意外と使いにくいのです。
なかなかピントが合わなくて・・・
体を思いっきり反らして真上を撮りました~
>落ち葉のじゅうたんの上を気持ちよく歩けてましたね~!
落ち葉のじゅうたん、足元から秋を感じることができて、
これも楽しいのですよね~
>迷いそうなところもところどころあって、そういう芦生らしさも楽しめたでしょうか?
それだけ人が入っていないということもあるんでしょうね。
>ラストの写真、面白いですね~!
液晶モニターを動かしてのショットですか~?
D5000の液晶ライブビューモニターは意外と使いにくいのです。
なかなかピントが合わなくて・・・
体を思いっきり反らして真上を撮りました~
Posted by tekapo at 2010年11月19日 06:41
芦生・王道のコースデスね!
車が2台以上あると出来るんですよね~ 峠まで登って下るのであれば景色も楽しめるし、d(-_^)good!!
もうそろそろ通行止めにもなるし、晩秋から初冬の風景デスね。
明日は良い天気みたいやし、行くぞ!
車が2台以上あると出来るんですよね~ 峠まで登って下るのであれば景色も楽しめるし、d(-_^)good!!
もうそろそろ通行止めにもなるし、晩秋から初冬の風景デスね。
明日は良い天気みたいやし、行くぞ!
Posted by naru( ̄▽ ̄) おひさ~ at 2010年11月20日 08:15
naruさん おひさ~です。
>芦生・王道のコースデスね!
車が2台以上あると出来るんですよね~ 峠まで登って下るのであれば景色も楽しめるし、d(-_^)good!!
カヌーでもよく慣れた回送手段で登りの少ないコースで
その分、紅葉を楽しめましたね。
佐々里峠の紅葉も綺麗でしたよ~
>もうそろそろ通行止めにもなるし、晩秋から初冬の風景デスね。
明日は良い天気みたいやし、行くぞ!
今日はいい天気だったようですから、晩秋の芦生を
楽しめたのではないでしょうか。
またそちらのページにお伺いしますねぇ~
>芦生・王道のコースデスね!
車が2台以上あると出来るんですよね~ 峠まで登って下るのであれば景色も楽しめるし、d(-_^)good!!
カヌーでもよく慣れた回送手段で登りの少ないコースで
その分、紅葉を楽しめましたね。
佐々里峠の紅葉も綺麗でしたよ~
>もうそろそろ通行止めにもなるし、晩秋から初冬の風景デスね。
明日は良い天気みたいやし、行くぞ!
今日はいい天気だったようですから、晩秋の芦生を
楽しめたのではないでしょうか。
またそちらのページにお伺いしますねぇ~
Posted by tekapo at 2010年11月21日 15:26
じっくり拝見してからコメントしたくて、遅くなってしまいました。
秋の山は本当にきれいですね~
色とりどりの一枚目の写真がとっても気に入りました!
倒れた杉から、また新たな生命が育っているんですね。
生かし、生かされる命。
大自然の中では無駄なものは何も無いのでしょうね。
そして雷杉!
焼けて空洞になっているのに、それでも葉をつける生命力。
焦らず、でもしっかりと生きているんですね。
秋の山は本当にきれいですね~
色とりどりの一枚目の写真がとっても気に入りました!
倒れた杉から、また新たな生命が育っているんですね。
生かし、生かされる命。
大自然の中では無駄なものは何も無いのでしょうね。
そして雷杉!
焼けて空洞になっているのに、それでも葉をつける生命力。
焦らず、でもしっかりと生きているんですね。
Posted by LG-2 at 2010年11月23日 07:50
LG-2さん 毎度で~す
一枚目の写真、リズム感ある杉のとんがりと
それぞれに違う色の紅葉が面白いなぁ~と撮ってみました。
杉の倒木、ただ朽ちるだけでなく新たな生命を育んでいるその姿は
自然の驚異と尊大さを感じますね。
ほんと無駄なものは一切ない!!のでしょう。
雷杉、おそらく何度も雷に打たれていることだと思います。
それでも新たな枝を伸ばし成長し続けている姿は感動を貰います。
これもまた自然の力に感動します。
一枚目の写真、リズム感ある杉のとんがりと
それぞれに違う色の紅葉が面白いなぁ~と撮ってみました。
杉の倒木、ただ朽ちるだけでなく新たな生命を育んでいるその姿は
自然の驚異と尊大さを感じますね。
ほんと無駄なものは一切ない!!のでしょう。
雷杉、おそらく何度も雷に打たれていることだと思います。
それでも新たな枝を伸ばし成長し続けている姿は感動を貰います。
これもまた自然の力に感動します。
Posted by tekapo at 2010年11月23日 20:50
ご無沙汰しております…。
秋の山の雰囲気がビシビシと伝わってきますね!
研究林でも歩きまわりたい~!
秋の山の雰囲気がビシビシと伝わってきますね!
研究林でも歩きまわりたい~!
Posted by ケスンュシ at 2010年11月24日 05:22
ケスンュシさん 今晩は~
こちらこそご無沙汰です。
芦生の秋は初めてでしたが、
見事な紅葉を満喫できました!!
今年の秋はまだ奈良の山を登っていません(涙)
そうこうしているうちに秋が終わる~
ケスンュシさんの写真を見て大峰の秋を楽しませてもらいました。
こちらこそご無沙汰です。
芦生の秋は初めてでしたが、
見事な紅葉を満喫できました!!
今年の秋はまだ奈良の山を登っていません(涙)
そうこうしているうちに秋が終わる~
ケスンュシさんの写真を見て大峰の秋を楽しませてもらいました。
Posted by tekapo at 2010年11月24日 22:15
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