2012年02月14日
奥医王山 激ラッセル~
この日、当初の目的地は福井・取立山であった。
早朝5:30 金沢駅前の宿泊先を出発、白山市から157号を南下、
鶴来を過ぎたあたりから急に積雪が増える。
このまま走り続けても、この雪では目的地にはたどり着かないかも・・・・
急きょ、行き先変更~ 医王山へ向けてハンドルを切る。
AM7:00過ぎ、見上峠着。
5台ほどの車が駐車してあるが、そのうち3台の車の屋根には積雪が。
おそらくテント泊だろうか。
それを除くと先行者は2名かな。
AM7:40 出発。

医王の里を過ぎると、さらに積雪は増してくる。
林道のガードレールの上に2m以上の積雪。

前方の視界が開け、医王山方面が見えるが、山頂は雲の中。


AM8:35 西尾平着

前回はここから前山に登ったが、今日はさらに林道を行くことに。
AM9:10 しらが首着。
ここで先行者に追いつく。
スノーシューを履き、ここから白兀山への急勾配の登り。
しかし、尾根沿いのトレースはなく、ここからラッセルが始まる。
腰近くまで迫る雪面。

50cm上げた足を踏み込むと40cm下る。
膝を使い雪を固める。
そしてスノーシューで踏みしめる。
その作業の繰り返し。
時折、踏みしめた足元が崩れ、1mほど落ちる。
そんなことを何回も繰り返しながら、標高を稼ぐしかないのである。
全身、汗だく~ 額からも大汗が滴っている。
AM10:00過ぎ、なんとか白兀山到着。
しかし辺りは真っ白のホワイトアウト状態。
地図とコンパスで進むべきルートを確認するが、見えない状態では危険だと判断。
少しガスが晴れるのを待つ。


待つこと15分。
一瞬晴れたその時、見えた先の地形と方角を頭にインプットし、再びラッセル開始。
ここから先はほとんど写真もなし。真っ白ですから。
AM10:40 医王山着。
踏みしめたスノーシューが50cm以上沈む。

一歩前へ出す足が重い。普段使わない筋肉がヒクヒクとしてきた。
ホワイトアウト状態で遠近感が分からず、雪庇を避けて歩いていたつもりが
後で振り返ってトレースを見ると・・・・ 危ない~ あんな際を歩いていたなんて。

AM11:00 夕霧峠着。ここでランチタイム。

後続のイヌを連れたご夫婦が避難小屋に入ってこられ、トレースのお礼をいただく。
だいぶ迷ったトレースで、「こちらこそすいません~」って想いです。
ラッセルで疲れたので、今日はここで引き返そうかと思ったが、
小屋を出て、目の前に続く奥医王山の雪庇が張り出した稜線を見ると、
足がそちらを向いていた・・・・心の命ずるままにです。
急登のラッセル。場所によっては氷雪化している箇所も。
難所を登りきり、奥医王山までは次の小さい鞍部を越えれば到着だ。


しかし・・・・ この日の夕方は予定がある。
ここからさらにラッセルして往復すれば40~50分はかかるだろう。
どうやらタイムリミットである。
山頂目前にして、引き返すことに。
引き返す途中、夕霧峠から医王山の展望が出来た。

夕霧峠からは林道を歩こうと思ったら、トレースがほとんど消えている。
しかも、林道の水平部分が上部からの雪の雪崩れ込みで完全な斜面状態。

一歩一歩、慎重にトラバースをしながらトレースを刻んでいく。

ますます時間が押してきた。急がなくては。
振り返ると一瞬の雲の晴れ間から奥医王山の雄姿。

そして、そのつかの間の青空。

この一瞬に出会えたことに感動を覚える。
AM2:20 見上峠着。
峠に着いた頃には青空がさらに広がっていた。
今日は時間切れとなって奥医王山寸前での引き返しなったが、まあ良しとしましょう。
それにしても、行きの林道以外は全てラッセルという体力的にもかなりハードな一日だった。
でも、そんなM的なラッセルをしている状態にある自分が好きなのはなぜだろう。
それはきっと、頭の中を無にして雪山と向き合っているのが好きなんだろう。
そしてその先に見えるであろう絶景が見たいからなんであろう。
また、来ようと思う今日この頃である。
早朝5:30 金沢駅前の宿泊先を出発、白山市から157号を南下、
鶴来を過ぎたあたりから急に積雪が増える。
このまま走り続けても、この雪では目的地にはたどり着かないかも・・・・
急きょ、行き先変更~ 医王山へ向けてハンドルを切る。
AM7:00過ぎ、見上峠着。
5台ほどの車が駐車してあるが、そのうち3台の車の屋根には積雪が。
おそらくテント泊だろうか。
それを除くと先行者は2名かな。
AM7:40 出発。
医王の里を過ぎると、さらに積雪は増してくる。
林道のガードレールの上に2m以上の積雪。
前方の視界が開け、医王山方面が見えるが、山頂は雲の中。
AM8:35 西尾平着
前回はここから前山に登ったが、今日はさらに林道を行くことに。
AM9:10 しらが首着。
ここで先行者に追いつく。
スノーシューを履き、ここから白兀山への急勾配の登り。
しかし、尾根沿いのトレースはなく、ここからラッセルが始まる。
腰近くまで迫る雪面。
50cm上げた足を踏み込むと40cm下る。
膝を使い雪を固める。
そしてスノーシューで踏みしめる。
その作業の繰り返し。
時折、踏みしめた足元が崩れ、1mほど落ちる。
そんなことを何回も繰り返しながら、標高を稼ぐしかないのである。
全身、汗だく~ 額からも大汗が滴っている。
AM10:00過ぎ、なんとか白兀山到着。
しかし辺りは真っ白のホワイトアウト状態。
地図とコンパスで進むべきルートを確認するが、見えない状態では危険だと判断。
少しガスが晴れるのを待つ。
待つこと15分。
一瞬晴れたその時、見えた先の地形と方角を頭にインプットし、再びラッセル開始。
ここから先はほとんど写真もなし。真っ白ですから。
AM10:40 医王山着。
踏みしめたスノーシューが50cm以上沈む。
一歩前へ出す足が重い。普段使わない筋肉がヒクヒクとしてきた。
ホワイトアウト状態で遠近感が分からず、雪庇を避けて歩いていたつもりが
後で振り返ってトレースを見ると・・・・ 危ない~ あんな際を歩いていたなんて。
AM11:00 夕霧峠着。ここでランチタイム。
後続のイヌを連れたご夫婦が避難小屋に入ってこられ、トレースのお礼をいただく。
だいぶ迷ったトレースで、「こちらこそすいません~」って想いです。
ラッセルで疲れたので、今日はここで引き返そうかと思ったが、
小屋を出て、目の前に続く奥医王山の雪庇が張り出した稜線を見ると、
足がそちらを向いていた・・・・心の命ずるままにです。
急登のラッセル。場所によっては氷雪化している箇所も。
難所を登りきり、奥医王山までは次の小さい鞍部を越えれば到着だ。
しかし・・・・ この日の夕方は予定がある。
ここからさらにラッセルして往復すれば40~50分はかかるだろう。
どうやらタイムリミットである。
山頂目前にして、引き返すことに。
引き返す途中、夕霧峠から医王山の展望が出来た。
夕霧峠からは林道を歩こうと思ったら、トレースがほとんど消えている。
しかも、林道の水平部分が上部からの雪の雪崩れ込みで完全な斜面状態。
一歩一歩、慎重にトラバースをしながらトレースを刻んでいく。
ますます時間が押してきた。急がなくては。
振り返ると一瞬の雲の晴れ間から奥医王山の雄姿。
そして、そのつかの間の青空。
この一瞬に出会えたことに感動を覚える。
AM2:20 見上峠着。
峠に着いた頃には青空がさらに広がっていた。
今日は時間切れとなって奥医王山寸前での引き返しなったが、まあ良しとしましょう。
それにしても、行きの林道以外は全てラッセルという体力的にもかなりハードな一日だった。
でも、そんなM的なラッセルをしている状態にある自分が好きなのはなぜだろう。
それはきっと、頭の中を無にして雪山と向き合っているのが好きなんだろう。
そしてその先に見えるであろう絶景が見たいからなんであろう。
また、来ようと思う今日この頃である。
Posted by tekapo at 21:15│Comments(12)
│医王山
この記事へのコメント
こんにちは!
前日にしらがくびまで歩いてきました。
あんなに好天だったのに、やっぱり一人で山に入る
勇気はありませんでした~(>_<)
でも、tekapoさんの写真を見てると、次こそは!!!と思います。
無事の下山、なによりです(^-^)
前日にしらがくびまで歩いてきました。
あんなに好天だったのに、やっぱり一人で山に入る
勇気はありませんでした~(>_<)
でも、tekapoさんの写真を見てると、次こそは!!!と思います。
無事の下山、なによりです(^-^)
Posted by おかん at 2012年02月15日 10:50
真冬らしいモノトーンの風景画像から、現場の空気感が伝わってきますね。これらもLUMIXによる撮像ですか?画像はクールですが、激ラッセルでアツかったでしょうね…。
Posted by o-papa at 2012年02月15日 21:27
ヤマ好きはみんな「M」のような気がします。
テカポさんは「ド」が付いたりして(笑
テカポさんは「ド」が付いたりして(笑
Posted by かつお at 2012年02月15日 21:39
視界不良での深いラッセル作業。。。
写真を拝見するだけでも空気感が伝わってきますね。
とはいえ、無事に下山されて何よりですw
ほんの一瞬の素晴らしい景色、そして高みへと誘う魅力。
tekapoさんのように確かな経験と知識、そしてメンタルや体力が備わっていないと、こういった景色をカメラに収める事はできないでしょうネ^^
写真を拝見するだけでも空気感が伝わってきますね。
とはいえ、無事に下山されて何よりですw
ほんの一瞬の素晴らしい景色、そして高みへと誘う魅力。
tekapoさんのように確かな経験と知識、そしてメンタルや体力が備わっていないと、こういった景色をカメラに収める事はできないでしょうネ^^
Posted by Joe-mon at 2012年02月16日 00:09
おかんさん 今晩は~
>前日にしらがくびまで歩いてきました。
あんなに好天だったのに、やっぱり一人で山に入る
勇気はありませんでした~(>_<)
でも、tekapoさんの写真を見てると、次こそは!!!と思います。
一日違いのニアミスでしたか。
雪の量がますます増えてましたね。
トレースのない雪山。そこへ踏み込むのは読図力と体力と
あとはやっぱり勇気ですね。
私も何度も何度も地図とコンパスを確認しながら、
慎重になっていました。そんなときは本当に緊張の連続。
そんな時に一瞬でもガスが晴れてくれると「ホッ~」とします。
一歩を踏み出す勇気。大事なことですね。
>前日にしらがくびまで歩いてきました。
あんなに好天だったのに、やっぱり一人で山に入る
勇気はありませんでした~(>_<)
でも、tekapoさんの写真を見てると、次こそは!!!と思います。
一日違いのニアミスでしたか。
雪の量がますます増えてましたね。
トレースのない雪山。そこへ踏み込むのは読図力と体力と
あとはやっぱり勇気ですね。
私も何度も何度も地図とコンパスを確認しながら、
慎重になっていました。そんなときは本当に緊張の連続。
そんな時に一瞬でもガスが晴れてくれると「ホッ~」とします。
一歩を踏み出す勇気。大事なことですね。
Posted by tekapo at 2012年02月16日 21:24
o-papaさん 今晩は~
>真冬らしいモノトーンの風景画像から、現場の空気感が伝わってきますね。これらもLUMIXによる撮像ですか?画像はクールですが、激ラッセルでアツかったでしょうね…。
は~い 全てLUMIXです。
ラッセルしているときは全身雪まみれなんですが、
そんな状態の写真でも撮れたらもっと臨場感があるんでしょうね。
でも、全力疾走にも近い呼吸の速さと大汗。
とてもセルフで写真を撮るなんてことは考えられないです・・・・
>真冬らしいモノトーンの風景画像から、現場の空気感が伝わってきますね。これらもLUMIXによる撮像ですか?画像はクールですが、激ラッセルでアツかったでしょうね…。
は~い 全てLUMIXです。
ラッセルしているときは全身雪まみれなんですが、
そんな状態の写真でも撮れたらもっと臨場感があるんでしょうね。
でも、全力疾走にも近い呼吸の速さと大汗。
とてもセルフで写真を撮るなんてことは考えられないです・・・・
Posted by tekapo at 2012年02月16日 21:28
かつおさん 今晩は~
>ヤマ好きはみんな「M」のような気がします。
テカポさんは「ド」が付いたりして(笑
おそらく M の前に ド が付いているでしょう~ きっと。
>ヤマ好きはみんな「M」のような気がします。
テカポさんは「ド」が付いたりして(笑
おそらく M の前に ド が付いているでしょう~ きっと。
Posted by tekapo at 2012年02月16日 21:32
Joe-Monさん 今晩は~
>視界不良での深いラッセル作業。。。
写真を拝見するだけでも空気感が伝わってきますね。
とはいえ、無事に下山されて何よりですw
北陸の雪は湿った雪なので、スノーシューでラッセルしていて
デッキにのしかかる雪の重さが非常に堪えました。
>ほんの一瞬の素晴らしい景色、そして高みへと誘う魅力。
tekapoさんのように確かな経験と知識、そしてメンタルや体力が備わっていないと、こういった景色をカメラに収める事はできないでしょうネ^^
ラッセルの苦しみはあるけれど、地図を読んで地形を読んで
自分でトレースを刻んでいくことに喜びを感じます。
それ以上にその日一番のトレースを刻むことで
だれよりも早く美しい景色を楽しめることに喜びを感じるのでしょうね。
>視界不良での深いラッセル作業。。。
写真を拝見するだけでも空気感が伝わってきますね。
とはいえ、無事に下山されて何よりですw
北陸の雪は湿った雪なので、スノーシューでラッセルしていて
デッキにのしかかる雪の重さが非常に堪えました。
>ほんの一瞬の素晴らしい景色、そして高みへと誘う魅力。
tekapoさんのように確かな経験と知識、そしてメンタルや体力が備わっていないと、こういった景色をカメラに収める事はできないでしょうネ^^
ラッセルの苦しみはあるけれど、地図を読んで地形を読んで
自分でトレースを刻んでいくことに喜びを感じます。
それ以上にその日一番のトレースを刻むことで
だれよりも早く美しい景色を楽しめることに喜びを感じるのでしょうね。
Posted by tekapo at 2012年02月16日 21:41
今週末は長男がインフルエンザで遠出できないので、
テカポさんのブログで雪山模様を楽しめました。
こちらの山も降りすぎた雪で雪崩れを心配しないといけないくらいです。
雪庇も大きくなりすぎて、気が付きにくくて危険ですね。
しかし、青空がこんなにきれいだと思わせてくれる冬山は、
やっぱり溜まりませんね(笑)
テカポさんのブログで雪山模様を楽しめました。
こちらの山も降りすぎた雪で雪崩れを心配しないといけないくらいです。
雪庇も大きくなりすぎて、気が付きにくくて危険ですね。
しかし、青空がこんなにきれいだと思わせてくれる冬山は、
やっぱり溜まりませんね(笑)
Posted by ibex at 2012年02月18日 08:11
ibexさん今晩は~
まだまだ雪は降りそう?
今年の春が来る前にibexさんんと鈴鹿辺りの山へと
ご一緒したいです。
まだまだ雪は降りそう?
今年の春が来る前にibexさんんと鈴鹿辺りの山へと
ご一緒したいです。
Posted by tekapo at 2012年02月19日 21:56
ibexさんに連れて行っていただいた朽木生杉の取り付きの雪斜面登り、死ぬかと思いました。
それをはるかに超えるであろうこの山行、絶対テカポさんは”M”です(笑)
雪山は装備も体力もハードルが高いですが、この青空をバックにした写真を見ると、やっぱり自分の目でも見たくなりますね。
きっといつまでも観ていたいんだろうな~
来年にはもうちょっと雪山にも行けるように、精進したいと思っています。
それをはるかに超えるであろうこの山行、絶対テカポさんは”M”です(笑)
雪山は装備も体力もハードルが高いですが、この青空をバックにした写真を見ると、やっぱり自分の目でも見たくなりますね。
きっといつまでも観ていたいんだろうな~
来年にはもうちょっと雪山にも行けるように、精進したいと思っています。
Posted by LG-2 at 2012年02月23日 21:19
LG-2さん 今晩は~
朽木でラッセル体験されました?
ちょっとMの気分、体験済ですね(笑)
>雪山は装備も体力もハードルが高いですが、この青空をバックにした写真を見ると、やっぱり自分の目でも見たくなりますね。
きっといつまでも観ていたいんだろうな~
そうですよ~ いつまでも見ていたい青空です。
そんな青空と樹氷を期待して登るんです!
>来年にはもうちょっと雪山にも行けるように、精進したいと思っています。
ご一緒しましょう~!
朽木でラッセル体験されました?
ちょっとMの気分、体験済ですね(笑)
>雪山は装備も体力もハードルが高いですが、この青空をバックにした写真を見ると、やっぱり自分の目でも見たくなりますね。
きっといつまでも観ていたいんだろうな~
そうですよ~ いつまでも見ていたい青空です。
そんな青空と樹氷を期待して登るんです!
>来年にはもうちょっと雪山にも行けるように、精進したいと思っています。
ご一緒しましょう~!
Posted by tekapo at 2012年02月23日 22:45
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