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2011年08月02日

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか

槍沢を下り、上高地へ・・・・

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






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7月24日
AM5:30 いよいよ下山である。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






いつまでも眺めていたい風景を前に名残惜しいが、しかたない。

またいつか、再びここへ来ればいいさ。

この足で、歩き続けることが出来る時まで。

10年後も20年後も槍ヶ岳は同じ姿で待っていてくれるから。




何度も何度も振り返りながら、槍沢を下っていく。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか





雪渓の下りは滑り易い。慎重に。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






モレーンまでやってきた。ここで最後の見納め。

槍の勇姿ともお別れだ。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか







前を向いて進もう。目の前に広がる槍沢の景色も雄大だ。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか




槍沢の上には蝶ヶ岳方面が望める。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか


photo by o-papa-san






谷底の緩やかなカーブが美しい。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか




槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか







ババ平到着。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか




今日はここから見る空も青空が広がっている。

迫り来る岩壁が青空を遮る。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか








槍沢ロッヂにはこんなサービス。

フィールドスコープが置いてあります。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか





ここから槍の穂先を望むと、なんと山頂の祠がはっきりと見える。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






それにしても、わずか3時間ほど前まではあのすぐ下にいたのに、

もうあんなに小さくなっているんだなぁ。

槍沢ロッヂでは小屋オリジナルの「手ぬぐい」を購入。渋いデザインです。






槍沢ロッヂを過ぎてしばらくすると、ルートはほぼ平坦になり、標高もこれ以上は大きく下がらない。



AM11:00過ぎ、横尾に到着。

往路では見ることが出来なかった屏風岩が全貌を見せてくれた。

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






休憩中、殺生ヒュッテのテント場で一緒だった二人組がやってきた。

話をしていると、朝、ご来光を見に山頂に登り、テント場をAM8:00に出発。

ここ横尾まではなんと3時間半で着いたという。さらに途中の槍見川原あたりで

水遊びをしていてである。恐るべし脚力。





みんなで写真を撮り、メールアドレスを交換。

ここから上高地までは3時間の水平コース。

ザックの水を最小限にし、食糧も減っているので往路よりは4kg近く軽くなっている。

それでも、トレッキングブーツで水平な道を歩くのはつらい。

ここまでなんとか堪えてきた膝の痛みも襲ってきた。足の親指も痛い。




徳沢で休憩タイム。ソフトクリームが美味しかった~

明神を過ぎると急に観光客が増大。登山者よりも多い。



小梨平あたりの小川の流れがやさしい~

槍ヶ岳vol.5 穂先を背に・・・またいつか






そしてついに河童橋に到着。




その賑わいは「都会」である。





ここではビールもジュースも都会の値段。

どうもこんな賑わいは苦手である。早々に退散~

バスターミナルへ急ぐ。




そして・・・ LG-2さんとの「再会」 

無事に帰ってきました。




LG-2さんも下山したとたん、頭痛が治まったとのこと。よかった。





さらに殺生ヒュッテのテント場での二人組とも再会。

彼らは沢渡へ行くということで、ここで本当のお別れ。

またどこかで会いましょう。





人の溢れる上高地を後にし、平湯温泉行きバスに乗り込む。





そして5人は平湯温泉で「山の垢」をさっぱりと落し、「都会人」に戻った。


明日からはまた街での生活が待っている。



                                槍ヶ岳ストーリー    「 完 」    




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この記事へのコメント
なんだろう、こう、山は人の心を動かしてくれるのですね。
山はジッとしているのに。
海も好きですが、しばらくは私も山の世界に入りたい、そんな気持ちにさせてくれた日記でした。
ありがとうございました。

私のほうは予定を2週間もずらして、もう来週の火曜水曜しか残っておりません。
不安定な天気ですが、そこにかけてみます!
Posted by かつお at 2011年08月02日 22:39
やばいっす!!

今年はちょっといろいろありまして難しいかもしれませんが、来年狙っていきたいと思います!!!
Posted by SykuSyku at 2011年08月02日 23:38
皆さんの「北ア」、楽しませていただきました。

数々の写真とレポを見ていると、色々想像も膨らんでちょっと自分の目でも見てみたくなってきました。

あ、けどひとまずは観光客コースで(笑)
Posted by tetsu at 2011年08月03日 00:37
素晴らしいストーリーでしたね。写真もすごいし。
緑の季節にも行きたくなりました。
下ってくると、あんな遠かったのか・・・とちょっと不思議なぐらいですね。
上高地に戻ってくるまでは、ずーっと槍のすごさに浸っておられたような感じが伝わってきました。
Posted by RIKO at 2011年08月03日 16:23
かつおさん  こんばんは~

>なんだろう、こう、山は人の心を動かしてくれるのですね。
山はジッとしているのに。

最近の私の心  動き放し状態です!!


>海も好きですが、しばらくは私も山の世界に入りたい、そんな気持ちにさせてくれた日記でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
すっかりとカヌーネタが減りましたが・・・・


>私のほうは予定を2週間もずらして、もう来週の火曜水曜しか残っておりません。
不安定な天気ですが、そこにかけてみます!

ようやく夏本来の天気に戻ってきそうです。
来週の火・水あたりならいい天気が期待できそうですよ。
Posted by tekapo at 2011年08月03日 19:54
Sykuさん  こんばんは~

>やばいっす!!
今年はちょっといろいろありまして難しいかもしれませんが、来年狙っていきたいと思います!!!


ぜひぜひ来年  アタックしてみてください!!
もっとやばくなりそうっすよ!!
Posted by tekapo at 2011年08月03日 19:55
tetsuさん  こんばんは~

>数々の写真とレポを見ていると、色々想像も膨らんでちょっと自分の目でも見てみたくなってきました。
あ、けどひとまずは観光客コースで(笑)


写真ではその広がり感がなかなか素人カメラでは表現できないもの。
先ずは実物を見てみてください(笑)
Posted by tekapo at 2011年08月03日 19:57
RIKOさん  こんばんは~


>素晴らしいストーリーでしたね。写真もすごいし。

長らくのストーリー  最後までありがとうございました。

>緑の季節にも行きたくなりました。
下ってくると、あんな遠かったのか・・・とちょっと不思議なぐらいですね。
上高地に戻ってくるまでは、ずーっと槍のすごさに浸っておられたような感じが伝わってきました。


私は次は5月の槍をぜひ見てみたい。
全然違った感動がきっとあるんでしょうね。
でも、槍のすごさはきっと同じスケールなんでしょう。
Posted by tekapo at 2011年08月03日 19:59
「何度も何度も振り返りながら、槍沢を下っていく」

「モレーンまでやってきた。ここで最後の見納め」

「前を向いて進もう」



最高でするね(^^)

私も来年は生活が落ち着くはず(笑)なので、ご一緒させてくださいでする(^^)
Posted by slowlifeslowlife at 2011年08月03日 21:41
スローライフさん  こんばんは~

>私も来年は生活が落ち着くはず(笑)なので、ご一緒させてくださいでする(^^)

ぜひぜひ、ご一緒したいです。

川の仲間と山の仲間。

どんどん繋がっていくのが楽しみです。

まずはどこの山行きます?
Posted by tekapo at 2011年08月03日 23:22
vol.1~5まで何度くり返し見ても飽きないレポでした。

写真だけ見てても自然の素晴らしさ、そして感動が伝わってくるようです。

あんな黎明なドラマシーンを見せられると泣けてきます。


tekapoさんは、いい仲間に出会えて良かったですね。
Posted by ダンボ。ダンボ。 at 2011年08月03日 23:51
いやぁ~!良かった!!
天候にも恵まれ、最高でしたね。
高山病でお一人下山されたのが残念でしたが。

これまで二度、槍の穂先に立ってますが
0.5勝1.5敗ぐらいで、未だに360度の快晴の展望は拝めてません。
またチャレンジしたくなって来ました。

テント、シェラフその他用具の使用感も、お時間ある時にお聞かせください。
ありがとうございました。
Posted by 西嬉の大将 at 2011年08月04日 09:18
槍ヶ岳ストーリー感動いたしました。
レポを読ませていただくと、家族から聞くのとはまた違った臨場感がありますね。
私も行きたくなりました・・・(でも山小屋泊がいいなぁ・・・)
高山病、熊、新品テントで苦労されてた若者との出会い、などなど、
忘れられない夏の思い出をありがとうございました。
Posted by o-mama at 2011年08月04日 12:37
ダンボさん   こんばんは~

>vol.1~5まで何度くり返し見ても飽きないレポでした。

最後までご覧いただきありがとうございました。


>写真だけ見てても自然の素晴らしさ、そして感動が伝わってくるようです。
あんな黎明なドラマシーンを見せられると泣けてきます。


素晴らしい景色の記憶。
目を閉じれば、いまでもはっきりと思い出すことができます。
あの瞬間は本当に感動しました。


>tekapoさんは、いい仲間に出会えて良かったですね。

あのような景色での感動を一緒に分かち合えることの
出来る仲間がいたことで、感動も倍増です。
Posted by tekapo at 2011年08月04日 22:20
西嬉の大将さん  こんばんは~

>天候にも恵まれ、最高でしたね。
高山病でお一人下山されたのが残念でしたが。


本当は5人一緒で感動を分かち合いたかったです・・・・


>これまで二度、槍の穂先に立ってますが
0.5勝1.5敗ぐらいで、未だに360度の快晴の展望は拝めてません。
またチャレンジしたくなって来ました。


私も今回は0.5勝かな。
やっぱり山頂からの360度展望を見てみたいですね。


>テント、シェラフその他用具の使用感も、お時間ある時にお聞かせください。


また時間をみて装備一覧と、インプレッションを書いてみたいと
思います。
Posted by tekapo at 2011年08月04日 22:24
o-mamaさん  こんばんは~

>槍ヶ岳ストーリー感動いたしました。
レポを読ませていただくと、家族から聞くのとはまた違った臨場感がありますね。


ちょっとストーリー風に仕上げましたので、大げさな表現があったかも・・・
また、見る視点が違えば同じ山でも変わってきますしね。

>私も行きたくなりました・・・(でも山小屋泊がいいなぁ・・・)
高山病、熊、新品テントで苦労されてた若者との出会い、などなど、
忘れられない夏の思い出をありがとうございました。


そうですね。時には山小屋に泊って、アルプス縦走をしてみるもの
楽しいでしょうね。
北アルプスの山小屋はどこも素敵なところばかり・・・ですもんね。


今回、兄A君はいろんな感動を感じることが出来ましたでしょうか。
私も彼と同じ年の夏に初めて北アルプスに登った時の
記憶はいまでも鮮明に覚えています。
雪渓、雲海、キレット、ご来光・・・・
あの時の記憶がいまもこうして山へ向かわせているんだと思います。
Posted by tekapo at 2011年08月04日 22:30
こんばんは。

最初から一気に読ませていただきました。

夜明けの風景がたまりませんね~

ライブで見てみたい!
写真を撮ってみたい!

いつか自分も、と強く思いました(笑)
Posted by ばんじょうばんじょう at 2011年08月05日 20:54
最終日は槍から下るときもいい天気だったのですね。
私が居たとしても、何度も振り返ったでしょうね~
ホントは、ホントは、行きたかったです、私も。
でも、槍ヶ岳は変わらない姿で待っていてくれるんですよね。
何年後か、十何年後か・・・
それまで、待っていてくれよ、槍ヶ岳のとっつぁ~ん!

・・・素晴らしい目標が出来ました。
これも部長をはじめ皆様のお陰です。
そういえばカヌーも皆さんに導いていただきましたね。
ありがとうございました、そしてこれからもよろしくお願いします!
Posted by LG-2 at 2011年08月05日 21:02
ばんじょうさん  こんばんは~

ご来光のシーン、写真でどれだけの表現が出来ているかと
思いましたが、結構ガスが頻繁に襲ってきたので、
思い通りの写真が撮れなかったような・・・・

でも、生で見たシーンははっきりと目に焼き付いています。
ばんじょうさんのカメラと腕なら・・・・もっと。
Posted by tekapo at 2011年08月06日 23:11
LG-2さん  こんばんは~

今回は一緒に山頂に立てなくて残念です。

でも、槍はいつでも待っていますもんね。
準備と体調を整えればきっといつかは・・・・ 

それまで、待っとけよ~!!ってね。
Posted by tekapo at 2011年08月06日 23:15
なかなか去りがたかったですね。
なんどもなんども振り返りつつ・・・。
まさに後ろ髪を引かれる思いでした。

そうそう、槍沢ロッヂ上の槍見岩ってその上にたつと槍が見えるそうです。
上ればよかった・・・。

もう一回くらい山に行きたいですね。
このまま夏が終わってしまうのがもったいないです。
Posted by しか at 2011年08月07日 11:47
しかちゃん   今晩は~

なんどもなんども振り返りつつ・・・・  

今度は違う季節にも登ってみたいですね。
そして360度の展望も。

>そうそう、槍沢ロッヂ上の槍見岩ってその上にたつと槍が見えるそうです。
上ればよかった・・・。

そういうことだったんですね。情報力不足、というか、「槍見岩」という
意味をもっと考えれば、その答えがわかったのかもしれませんね。

>もう一回くらい山に行きたいですね。
このまま夏が終わってしまうのがもったいないです。

そうなんですよね。
まだまだ夏は続いているんだから、本当はもう1回くらいは
行きたいんだけどなぁ~    お仕事が・・・・(涙)
Posted by tekapo at 2011年08月07日 23:37
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